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AIレントゲン

高度なAI技術による精度の高い画像診断

近年の科学技術の進化はめざましく、医療現場においてもAI技術が積極的に活用されています。
特に難度の高い画像解析を必要とする疾患治療においては、用いる検査機器のその性能によって異常を早期発見できる可能性が高まり、将来的な生活の質(QOL)向上を考えるうえでも大きな期待が広がっています。
当院においても高度なAI技術を駆使した最新鋭の画像解析ソフトを導入しており、患者さんに対して誠実かつ高品質な医療のご提供に努めております。

複雑な内部構造を持つ胸部の解析

不調の原因や何らかの異常を見つけ出すためにはさまざまな検査方法がありますが、代表的なもののひとつにレントゲン(X線検査)があります。
背中から胸にかけて特殊な電磁波(X線)を照射することで内部の状態を明らかにします。
X線は骨や筋肉、臓器などそれぞれの組織の特徴によって通りやすさが異なるため、その差異を利用することで二次元のモノクロ画像が生成される仕組みとなっています。
健康診断等でも広く用いられているお馴染みの検査ではありますが、実際の胸部の内部構造は非常に複雑で、読影にあたっては医師による専門性の高い知識と豊富な経験値が必要となります。

AI技術を活用した最新鋭の画像解析システムの導入

わずかな病変も見逃さない高度なAI技術

胸部には複雑な形状をした肋骨(ろっこつ)があり、肺は肋骨に囲まれるような形で大切に守られています。
肋骨と肺の病変部が重なると、微細なものは見逃されてしまう可能性があるため、詳しく画像を確認するためには骨の映り込みを最小限に抑える工夫が必要となります。
高度なAI技術を用いると肋骨や血管の映り込みを画面上で取り除く処理が可能となり、細部にわたってくまなく観察を行うことができるようになります。
特に初期の肺がんなどは5mm以下の非常に小さな病変となるため、AI技術を加えることによって検出が可能となります。

AIによる分析結果をビジュアル的にもわかりやすく表示

何よりも早期発見が求められるがんをはじめ、肺炎や結核、気胸などといった生命に関わる重大な異常が認められた場合には画面上で視覚的にもわかりやすく表示され、医師の診断をサポートする有益な情報となります。

確信度が高いほど赤く、低い場合には青く表示されます。

スコアでも表示されるため医師の読影とあわせて有効な指標となります。

読影にかかる時間を大幅に短縮

診断にあたっては臨床経験豊富な医師による読影が不可欠となります。
医師による読影能力とAIによる画像解析を併用することによって、診断にかかる時間を大幅に短縮することが可能となります。
また、医師個人の経験に頼ることなく、複数の視点や総合的な観点を取り入れることでより客観的な評価を導き出すことが期待されるうえに、システム内に蓄積された過去の膨大な画像データとの照合を加えることでさらなる精度の高い診断結果をご提供することが可能となります。
人的な見落としリスクの軽減を図るほか、患者さん側においても納得度の高い診断結果が得られます。

見つかりやすい疾患例(一例)

肺がん

疑わしい結節(甲状腺の細胞が変化したしこり)や腫瘤(こぶやかたまり状のもの)の影をAIが鋭く見つけ出し、早期のがんの発見に努めます。

肺炎・結核・感染症などによる肺の異常

細菌やウイルスなどの病原体が侵入し、増殖を繰り返すことで肺内部にて激しい炎症が起こります。
重い咳症状とともに徐々に肺に水が溜まるようになることで白いモヤのような影(浸潤影)が特徴的に現れます。

気胸

なんらかの原因によって肺に穴が開き、漏れ出た空気が胸腔内へと溜まることで肺がしぼんでしまう病気です。
肺と胸腔の間に空気領域が認められるのが特徴的です。

その方にとっての最善の治療法を導き出すために―

肺がんや肺炎、結核や気胸などといった疾患は、発見が遅れるほどに重篤化する危険が高まる大変怖い病気です。
当院では最新鋭のAI技術を取り入れた精緻な画像分析を行っており、患者さんに対してさらなる質の高い医療のご提供に努めております。
経験豊富な医師による読影とAI技術を活用したダブルの視点によって異常の早期発見を叶えるだけでなく、日常の診療現場においても重要な判断を迫られる場面にてその方にとっての最善の治療策を模索する可能性が広がります。
これからも当院にて安心して治療と向きあっていただけるように、スタッフ一同さらなる研鑽と努力を重ねてまいります。

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