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超音波エコー検査について

  • 日本超音波医学会 超音波認定技師(循環器領域/ 腹部領域) 2名所属
  • 全身のエコー検査を検査を担当させて頂きます

当院では最新鋭の検査機器を導入し、異常の早期発見に全力を尽くしております。何らかの痛みや違和感をすでに生じられている場合にはもちろんのこと、気になることがある場合にはまずは詳しい検査をお受けください。特に循環器系疾患などは、初期の段階では疲れやすさなど加齢や他の病気の症状と混同されることも多いため、まずは現在の内部の詳しい状態をご確認させていただくことが重要となります。早期に適切な治療に結びつけるためにも、異常を感じられたらまずは当院までご相談ください。

超音波エコー検査でわかること

内部の動きや状態をリアルタイムに確認できます

当院の超音波エコー検査では、心臓や腹部のほか頸動脈や甲状腺、乳腺や下肢血管に至るまでさまざまな部位においての深部状態を探ることが可能です。超音波エコー検査の最大の特徴は、内部の活動の様子をリアルタイムに探ることができる点にあります。形状的な異常の有無をはじめ、臓器の活動の仕方、血液の流れの様子までも動画で鮮明に確認することができます。何か異状な箇所が見つかればその大きさを測ったり、血管部においては壁の厚みまで細かく測定することが可能です。

当院では高性能な超音波検査機器を導入いたしております

当院では最新鋭の超音波検査機器を導入いたしており、内部の様子を高精細画像でクリアにご確認いただけます。診断の結果、さらに専門性の高い治療や検査が必要となった場合には、近隣の高次医療機関と密に連携し、迅速にデータ共有を図ることも可能です。

Q. CTやレントゲンとは何が違うの?

A.超音波検査は痛みもなく、誰でも安心してお受けいただける検査です
CTやレントゲンは検査時に微量の放射線が用いられますが、超音波エコー検査は被ばくの心配が一切なく、赤ちゃんからご高齢の方まで誰でも安心安全にお受けいただける検査となります。患者さん側は基本的に横になっていただくだけで痛みを感じることもなく、簡単にお受けいただける検査となります。

見つかりやすい疾患例(一例)

超音波エコー検査では特に腫瘍などの形状的な異常を見つけ出すことを得意としています。

心臓弁膜症

心臓内は4つの部屋に分かれ、それぞれの部屋に「弁」と呼ばれる扉がついています。この弁の動きに異常が起きると血液の逆流や狭窄が起きやすくなり、胸の圧迫感や痛み、めまいや失神などが引き起こされるようになります。超音波エコー検査では弁の動きをリアルタイムに確認することができます。

狭心症

心臓を取り巻く血管や血液を送る冠動脈が細くなったり詰まりかけたりする病気です。40代頃から発症しやすく、一時的な強い胸の痛みや動悸、息苦しさを感じるのが特徴的です。発作の回数が頻回になり痛みが強くなると危険が高まるため、何よりも早期の適切な治療が求められます。

心筋梗塞

心臓を構成する筋肉(心筋)が酸素不足を起こして壊死してゆく病気です。心筋に血液を送る冠動脈が動脈硬化を起こし、血液を送ることができなくなることが主原因となります。心筋梗塞は耐えがたいほどの激しい胸の痛みを突然生じるのが特徴的で、進行するといずれ死に至ります。

腫瘍

各種臓器にできる異常な膨らみを腫瘍と呼びます。腫瘍には良性と悪性とがあり、悪性の場合には癌(がん)となります。生命に直接関わる危機が高まるため、何よりも早期発見・早期の治療開始が求められます。

頸動脈プラーク

頸動脈は脳に血液を送る非常に重要な血管です。この血管内にコレステロールなどが蓄積してかたまり(プラーク)ができると次第に血流が阻害されるようになります。いずれ動脈硬化や脳梗塞などを引き起こす原因となるため定期的な検査確認が必要となります。

甲状腺の腫れや異常な膨らみ

甲状腺とは喉仏の下あたりにある蝶が羽を広げたような形をしているのが特徴的な臓器です。生命活動の維持に不可欠な甲状腺ホルモンを分泌しており、異常が起きると全身にさまざまな不調を引き起こすようになります。バセドウ病や甲状腺がんなどが代表的な疾患例となります。

乳腺の腫れや異常な膨らみ(腫瘍)

乳腺は複雑な形状をしており、痛みや腫れ、しこりなどが大変多く見つかりやすい場所のひとつです。そのため異常を見つけ出すためには触診に加えて、超音波エコーなどを用いた精緻な確認が必要となります。特に乳がんは若い女性に見られやすいため、定期的な検査確認の機会が求められます。

下肢の血管異常

多くが足のふくらはぎ部分に起こります。足を流れる静脈にボコボコとしたこぶができ、皮膚上に浮き上がるような形の盛り上がりができることが多いです。足のむくみや疲労感、こむら返りなどの症状が特徴的に現れやすいですが、変形性膝関節症や脊柱管狭窄症など他の病気でも起こることがあるため精査が必要です。

超音波エコー検査の受け方

超音波エコー検査は基本的にベッドに横になった姿勢で行います。検査が必要となる部位によってはあおむけや横向き、腕を上げたりした姿勢を取っていただくこともあります。深部の動きを確認させていただく際には、検査技師の指示に従いながら息を止めたり吐いたり、体の向きを変えていただくこともあります。

検査時には少量の専用ゼリーを使用します

超音波エコー検査をお受けいただく際には機器の滑りを良くするために少量の専用ゼリーを使用します。特に冬場などは瞬間的に冷たく感じられる場合もありますが、検査終了時には検査技師がきれいに拭き取るため衣服が汚れる心配もありません。

リラックスして検査にお臨みいただけるよう、患者さんのペースを大切にしています

検査時に過度な緊張をされてしまう患者さんも少なくありません。当院では患者さんにできるだけリラックスした状態でお臨みいただけるよう、スタッフ一同、患者さんのペースを重視した診療を心がけております。検査に際して何かご心配事や気になる点がございましたら、どうぞ遠慮なく担当スタッフまでお声がけください。患者さんとの何気ない会話の中にも病気に関する重大なヒントが隠されているケースが実際よくみられます。些細なことでも気になることがございましたらどうぞお気軽にお声がけください。

腹部エコー検査においては、一部食事制限が必要となるケースがあります

腹部の超音波エコー検査をお受けいただく際には、一部食事制限が必要となる場合があります。例えば膵臓や胆のうなどといった臓器を観察する際には、胃の奥まった場所に位置するために胃が大きく膨らむと物理的に見えづらい状態となります。正しく全体像が把握できなくなるなど、検査においてさまざまな問題が生じる可能性があります。腹部検査をお受けいただく際には、医師の指示に従って正しくご準備いただくようご協力をお願いいたします。

検査費用の目安

心エコー検査は、診療報酬で880点と定められており国内のどこの医療機関でも同一です。 
健康保険の自己負担割合に応じて、3割負担の方は2640円、1割負担では880円が検査費用となります

健康保険を使って腹部エコー検査を受けた場合の費用は、3割負担の方で約1,590円、2割負担の方で約1,060円、1割負担の方で約530円です

安心を得るためにも検査を受けることは重要な手段のひとつとなります

検査の結果、「重大な病気じゃなかった」ということを確認してご自身の安心を得るためにも、定期的に詳しい検査を受けられることはとても意義のあることと当院では考えています。診断の結果、万一、さらに高度な検査や治療をお受けいただく必要がある場合には、当院より迅速に高次医療機関との連携を図りサポートいたしております。現在の健康状態を確認し、適切な生活改善を図るきっかけ作りとしても各種検査をご活用いただければと思います。検査中には積極的にスタッフからお声がけさせていただき、患者さん側にはリラックスした状態で検査をお受けいただけるよう取り組みを行っております。痛みを感じるようになったきっかけなど、何気ない会話や患者さんの発せられる表現ひとつひとつにも病気に関する重大な情報が隠されていることは実際の診療現場においてはよくみられることです。末永く健康的な身体を維持するためにも、ぜひ積極的な受診を検討ください。

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